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一反(300坪)の雑穀畑×未来食で \ 楽々 / 年収1000万超えの田舎暮らし

魂が喜ぶ理想の農耕ライフ




今月4日に発売された新刊



畑と食卓をつなぐ!

雑穀栽培体験ネットワーク代表

岩崎信子さんと


つぶつぶ未来食創始者

大谷ゆみこさんの共著



「一反(300)の雑穀畑×未来食で

 楽々 / 年収1000万超えの田舎暮らし」



を読みました。




岩崎信子さんは有機農業の里、埼玉県小川町で「大地に心に種をまこう!」を合言葉に つぶつぶ料理教室 畑においで!を主宰し、雑穀の育て方を伝える栽培体験と雑穀の食べ方を伝える料理教室をされています。



 昨年11月に雑穀栽培研修でわたし達もお邪魔させていただきましたが、芯からリラックスできる不思議な魅力に満ちあふれた場所でした!)



わたし自身、どちらかというと料理より雑穀栽培からつぶつぶに興味を持ったタイプなので農耕天女を名乗る岩崎信子さんの活動には興味津々でした。戦争と戦後を生きた祖父に「万物は流転する。世の中のルールはある日ひっくり返ることがある」と言われて育ちました。つぶつぶ雑穀甘酒本を手に入れたとき「気候変動に適応力が高く、米や小麦の出来ない山間地でも少ない水少ない肥料で十分育つという雑穀の種継ぎをしていれば、いざという時に自分や家族の命を悠々と守ることができる」と書いてあり、これだ!と思いました。



「片手に一杯の穀物を種として蒔けば数千倍に増え、一年分を収穫し、収穫した中からまた一握りを残して蒔くことを繰り返せば、永遠に私たちの命を養ってくれるミラクルな食べ物が雑穀」それ以来、雑穀を育ててみたいと思っていました。雑穀の栽培者になってみたいと思っていました。その時は未来食つぶつぶの食の方を知らなかったのです。






年収1000万超えの




このタイトルに最初は抵抗がありました。ひとつは、ブルーベリーの業界でもそのようなタイトルの本が出版されていて、著者に憧れて高額設備を導入し、たちいかなくなって多額の借金を負ったという話がいくつもあるからです。



これに関して、信子さんの雑穀栽培は高額の設備は必要なく、なんとクワとのこぎり鎌だけで栽培していらっしゃるとのこと。種はライフシードキャンペーンでワンコインで手に入れたものを17年種継ぎして繋いでいるそうです。栽培体験に訪れる人も口を揃えて「ハードルが下がった。」とおっしゃるとか。これなら誰でも少ないリスクで始められそうです。



そうはいっても、リスクはないとしても。「年収1000万超えの」と言われるとやはりまだ抵抗がありました。どれだけお高い栽培体験や料理教室をやっているのかなという感じがして。。



著書の中で、信子さんもこのことについて書いておられていました。最初は「援農」という形を取っていたのだそうです。農作業をお手伝いしてもらうので、食事を提供し、作物やお土産をお渡ししていた、と。でもやはりそれだと「持ち出し」の方が多くて、負担がのしかかるのですね。お金をいただくスタイルに変えてからも、最初はお金をもらうことにものすごい抵抗があったそうです。それから価格を1500円にし、5000円にし、という経緯がなるほどと思いました。



有機農業関係者には「お金を取ってはいけない」という風潮があるというのもよくわかります。しかし農を先細りさせないためにも、価値を与えて、きちんとお金を受け取ることが大事だなと感じました。そのカタを信子さんが作ってくれたので、これからそれをやっていく人が増えていって、日本中、世界中に雑穀畑が広がっていったら地球も人ももっともっと元気になって輝いてゆくこと間違いなしです。



この本には岩崎信子さんが練馬区の都営住宅で暮らしていたごく普通の現代生活から、どのような経緯で今の生活へと転換していったのか細やかに記されています。これから暮らし方を変えたいと考えている人には参考になるお話がいっぱいです。そういえば信子さんも、甲状腺の病気と診断されお医者さんに「一生薬を飲み続けないといけない。」と言われた時に、未来食つぶつぶを選択し、脱・医療を果たしています。未来食セミナーを受ける前に現代医療にお世話にならずにつぶつぶでやっていこうと決めたところが面白いです。また年間実働180日と年収1000万の内訳も赤裸々に公開されていて、どうやったら田舎暮らしでそれを実現できるのかを具体的に知ることができます。





食と農と暮らしの主権を取り戻す




あまりにも経済と物質優先の現代、複雑なのに単調な世界の中で「人生の主権を自分の手に取り戻したい!」と未来食つぶつぶの取組みを始めた大谷ゆみこさん。



古来から日本人の命をささえてきた主食作物である雑穀が食卓から忽然と消えてしまったのは何故?その疑問を辿るうちに、消えたのは雑穀だけではなかったことがわかりました。雑穀の消滅とともに消えたのは「食と農と暮らしの主権とそのつながり」だったのです。



絶滅の危機に瀕していた雑穀を救うライフシードキャンペーンを広げ、その中から雑穀栽培体験と雑穀料理レッスンの形が生まれました。



雑穀のある暮らし…「耕す暮らし」×「料理する暮らし」この2つのエネルギーが重なることで健康で美味しい日本の食文化がよみがえります。これが食の主権、生命の主権、ひいては人生の主権を取り戻すことに繋がります。かつて絶滅の危機に瀕していた雑穀も、生命に反した複雑で巧妙なトラップだらけの中で自信と誇りを失いかけているわたし達も、本来は無限の光を生み出すことのできる存在なのです。



「田舎に住みたい」

「もっと大地とつながった暮らしをしたい」



そう思うのは、途切れた生命のつながりを取り戻したいという衝動が多くの人の内側から湧き起こっているからだと大谷ゆみこさんは書いています。



現代社会とは真逆の、シンプルに、美味しく、楽しく仲間とつながっていける未来食つぶつぶで生命エネルギーの循環に包まれた豊かで主体的な田舎暮らしという新しいムーブメントが生まれています。




GWに出版を記念したイベントが行われます。



5月5日(金)つぶつぶ早稲田 満席

5月6日(土) 小川町

大谷ゆみこさんの料理レッスンあり、「育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用」著者 郷田和夫氏やジャパンズビーガンつぶつぶ代表理事伊藤信子さんも来ます!





また、


ジャパンズビーガンつぶつぶ主催

国際雑穀年2023

大地とつながる食と生き方

〜食と農と暮らしを雑穀と共に創造する〜

トークライブ全国ツアー


では大谷ゆみこさん、伊藤信子さんが全国をめぐります。



11月にはわたしも地元築上町におふたりを招いてトークライブを開催します!





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